皆様、こんばんは。
静岡県の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント静岡」の調査員Sです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、最終面接で大口を叩いた若者を会長が気に入って採用することになってしまい、不安に思った社長が探偵に調査を依頼した事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■最終面接まで来た「ビッグマウス男」を会長が気に入り……
依頼者:静岡県静岡市 50代 経営者 Nさん
Nさんの経営する会社では、今年数名の新入社員を採用することになりました。ところが,
その選考をめぐって一悶着が……。
「最終面接まで残ったAという男がいるんですが、これがまたものすごいビッグマウスで。『自分がこの会社を大きくして見せます』とか、『常識にとらわれない発想で売上を伸ばします。自信はあります』とか言ってのけたんですよ。自己アピールにしても、ちょっとやりすぎではないかなと」
何かと世の中が不安定な昨今、堅実なやり方で業績を伸ばしてきたNさんは、この手の人物があまり好きではありません。最終面接に参加した他の役員や管理職も「あれはやめとこう」という意見でまとまっています。
ところが、1人だけAに太鼓判を押す人がいました。Nさんの父親であり、先代の社長でもある会長です。会長はすでに第一線を退いているのですが、なぜか今年の最終面接には「出させろ」と要求。そしてすっかりAを気に入ってしまい、「あいつを採用しろ」と口を挟んできたのです。
■内々定を出すも不安は拭えず、探偵に調査を以来
「父は昔から、良く言えば豪放、悪く言えばいい加減でノリや勢いを重視するタイプなんです。私と意見が合わないこともしばしばで……。Aについても『若い者はあれくらいでちょうどいい』と」
会長の性格を考慮すると、Aを気に入ったのはもっともな話です。一応は代表権のある会長、しかも自分の父親ということもあって意見を無視できず、NさんはAに内々定を出しました。しかし、どうしても不安が拭えません。
「父のやり方は時代に合わなくなってきていて、私や他の役員としてはいい加減引っ込んでいてほしいんです。父だって社長を退く時は『後はお前に任せた』なんて言っていたのに、結局何かあるたびに口を出してきて、今年はとうとう面接に参加しましたからね。正直、我慢がなりません」
そこでNさんは、Aの素行調査をやってみることにしました。もし何か問題があれば、その時点で内々定を取り消しにできるし、会長の影響力を削ぐことにもつながると考えたのです。
■新人は会社を馬鹿にしている、思い上がりの激しい人物だった!
Aの学歴や大学時代の活動内容などは、他の採用予定者に比べても遜色なく、ビッグマウスさえなければ普通に採用していたそうです。Nさんとしても、今の状況が親子ゲンカに近いことは承知しており、目立った問題がなければ大人しくAを採用するつもりでいました。
ところが調査中、Aの口からとんでもない発言が飛び出したのです。その日、Aは大学の友達と居酒屋で飲んでいたのですが、何でもNさんの会社に入るのは本意ではないといいます。本命に落ちたから仕方なく入ってやる、あんなしょうもない会社は自分にはふさわしくない、3年くらい経ったら転職するなど、暴言の数々に友人たちも苦笑するばかり……。
要するに、Aが面接で述べていたことは、まったく本気ではなかったのです。その上、自分の実力をやたらと高く見積もっており、ビッグマウスを通り越して単なる思い上がりになっています。痛々しいことこの上ありません。
Nさんは「やっぱりこういうやつでしたか」と呆れるとともに、会長に調査の結果を報告。会長は黙って話を聞いた後、Aの内々定を取り消すことを承知したそうです。これに懲りて、今後はNさんのやり方にあまり口を出してこなくなるといいのですが。
■静岡県内での社員素行調査は、スマイルエージェント静岡にお任せ!
自分に自信を持ち、大きな夢を持つのはとてもいいことです。しかし世の中には、己の実力を過信し、大した根拠もなく身の丈に合わない目標を掲げる人がいるのも否定できません。
そのような人を採用してしまえば、会社に混乱をもたらすおそれがあります。採用予定者の態度に「この人は本当に大丈夫なのだろうか?」と不安を抱いたら、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。お悩みの際は、スマイルエージェント静岡までお気軽にご相談ください。