皆様、こんにちは。
静岡県の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント静岡」の調査員Tです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、明らかに低い柵を放置した結果、自宅のドッグランから愛犬が逃げ出してしまった事例をご紹介いたします。
※ご依頼者様には、氏名などを公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■DIYで自宅に作られたドッグラン、柵の低さが気がかりだったが……
依頼者:静岡県駿東郡長泉町 60代 自営業 Hさん
Hさんのご自宅には広い庭がありますが、植物はあまり植えられていません。では何に使っているのかというと、愛犬のゴルゴ君(仮名)のドッグランです。1年前、ろくに手入れもされず荒れ放題だった庭を、「もったいない」といって息子さんがDIYで改造。ちょうどその頃もらわれてきた、ゴルゴ君用のドッグランとして生まれ変わったのです。
自宅にドッグランがあるというのは、多くの愛犬家の方にとってはうらやましい話でしょう。Hさんも、庭をドッグランとして活用すること自体に異論はありません。
しかしHさんには、1つ気がかりなことがありました。息子さんはどういうわけか、ドッグランの柵を妙に低くしているのです。「あまり高すぎると窮屈に感じられる」「ゴルゴの体格なら今の高さで十分」と息子さんは説明しますが、ゴルゴ君は余裕でフェンスに前足をかけることができます。
しかもゴルゴ君は非常に運動能力の高い犬で、Hさんとしては「いつか柵を越えて出て行ってしまうのではないか」と心配でなりません。その上、ご近所さんからも同じ指摘を受けており、柵を高くしろと息子さんに話をしていたのですが……。
■案の定、柵を乗り越えてドッグランから愛犬が脱走!
ある日、とうとう恐れていた事態が起きてしまいました。息子さんがいつも通りドッグランでゴルゴ君を遊ばせていたのですが、少し目を離している間にゴルゴ君がいなくなってしまったのです。状況を考慮すると、柵を乗り越えて出て行ってしまったとしか考えられません。
「本当に言わんこっちゃないと思いました。いつかこうなることはわかっていたのに……」
Hさんご一家は、大慌てでゴルゴ君を探し回りました。しかし、脱走からそれほど時間が経っていないにもかかわらず、家の周囲にはゴルゴ君の姿がありません。
どうも息子さんは、ゴルゴ君をドッグランで遊ばせてばかりで、散歩をサボり気味だったようなのです。そのためゴルゴ君は、家の外に出たいという欲求がたまっており、大はしゃぎで遠くに行ってしまったのだと考えられます。ご近所さんに迷惑をかける可能性も考えたHさんは、「費用がかかるから」と躊躇する息子さんを押し切って、探偵に捜索を依頼しました。
■散歩コース付近で愛犬を発見! 柵は息子の自腹で高くすることに
ゴルゴ君はもともと身体能力が高い上に、元気が有り余っている状態です。一般的に想定される距離よりも、ずっと遠くへ行ってしまっていても不思議ではありません。我々はドッグランの形状から、「助走をつけて脱走するとしたらこちら側だろう」と推測し、その方向を中心にスピード重視で捜索を行いました。
すると、いつもの散歩コースの付近で、物陰に身を潜めているゴルゴ君を発見! 大喜びで家を飛び出したはいいものの、どうしていいかわからなくなり困っていたのでしょうか? 幸いにして怪我はなく、体調にも問題はありませんでした。
さて、問題はドッグランの今後です。脱走事件が発生してしまった以上、柵は高くせざるをえません。そして、ゴルゴ君が柵を乗り越えてしまった原因は、1年前に比べてゴルゴ君が成長していたことのようです。普通はそのあたりも想定して柵を作るべきなのですが……。
それに加え、メインの飼い主としてゴルゴ君の世話に責任を持っているにもかかわらず、お金を理由に探偵への依頼を躊躇したことについても家族が息子さんを非難。当然ながら、ドッグランの改修費用や探偵の調査費用は、すべて息子さんが負担することになったそうです。今後はもう少し、飼い主としての自覚を持っていただきたいと思います。
■駿東郡長泉町のペット捜索調査は、スマイルエージェント静岡へ!
ペットは飼い主の思う以上の身体能力を発揮し、自宅から脱走してしまうことがあります。ペットを飼育するなら、窓を必ず閉めたり柵を高くしたりといった、脱走対策を徹底しなければなりません。
それでもなおペットが脱走してしまった場合は、一刻も早く捜索を開始する必要があります。お困りの際は、スマイルエージェント静岡までお気軽にご相談ください。