皆様、こんばんは。
静岡県の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント静岡」の調査員Sです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、引っ越しの際に旧居に猫を置き去りにしてしまい、しかも二重三重のミスによって猫が脱走してしまった事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■引っ越し先に着いて仰天。愛猫を旧居に置いてきた!?
依頼者:静岡県伊豆市 40代 会社員 Aさん
Aさんはこれまで、家族とともに沼津市の実家で暮らしていましたが、伊豆市に新居を構え引っ越すことになりました。引っ越し当日、業者による荷物の運び出しが終わり、旧居の中は空っぽに。Aさんたちは、必要最低限の手荷物だけを持って車に乗り込みました。
伊豆市までは車で1時間弱の距離に過ぎませんが、新居への搬入に備え業者より先回りしておきたいので、Aさん一家は早めに出発。何事もなく到着し、後は荷物を搬入するだけとなりました。ところが。
「……あれ、クルミは?」
そう、ここでAさんたちは、何と愛猫のクルミちゃん(仮名)を旧居に置いてきてしまったことに気づいたのです。
■悪いことは重なるもの。愛猫は旧居から脱走していた!
家族で話をすり合わせたところ、ポータブルケージにクルミちゃんを入れたのは確実であることがわかりました。その後、なぜか誰もクルミちゃんを車に乗せず、そのことに気づいて指摘する人もおらず、置き去りにしてしまったようです。
「スケジュールの都合もあって、引っ越し作業はかなりバタバタしていました。それでみんな疲れていて、頭が回らなかったのだと思います」
やむをえずAさんは、引っ越しの対応を家族に任せ、1人で旧居へ引き返しました。往復でも2時間だし、気温もちょうどいい季節だし、まあ大丈夫だろうと思っていたAさん。ところが、旧居の中でクルミちゃんのケージを見つけた瞬間、思わず「あっ!?」と叫んでしまいました。何と、ケージが開いていて、中にクルミちゃんがいないのです。
しかも、近くの窓が開けっ放しになっており、そこからクルミちゃんが逃げた可能性もあります。Aさんは慌てて家中を探し回りましたが見つからず、脱走した可能性が濃厚に。
その場にはAさん1人しかおらず、引っ越しの都合もあって家族を呼ぶわけにもいきません。やむをえずAさんは、家族とも相談の結果、探偵にクルミちゃんの捜索を依頼しました。
■捕獲器で愛猫を確保! 依頼者は「人生最大のミス」を反省
クルミちゃんはもともと野良猫で、半年ほど前にAさんの娘さんが拾ってきたのだそうです。そのため外の世界にも慣れていると考えられ、放っておくと遠くに行ってしまう可能性がありました。脱走がどのタイミングだったのかはわかりませんが、Aさんが気づいた時点で最長2時間は経過していた計算です。急がなければなりません。
とはいえ、避妊済みのメス猫の移動距離はそれほど長くないもの。すでに日が暮れつつあったこともあり、我々は旧居周辺に捕獲器を仕掛け、クルミちゃんがかかるのを待ちました。
すると翌日、捕獲器に入っているクルミちゃんを発見! 幸いケガはしておらず、健康状態にも問題はなかったため、すぐに新居へと移ることができました。
さて、今回の騒動の総括ですが、
・クルミちゃんを車に乗せ忘れた
・ケージを閉め忘れた
・窓を閉め忘れた
・そのことに家族の誰も気づかない、指摘しない
この二重三重のミスによって、クルミちゃんの脱走を招いてしまったといえます。Aさんは「人生最大のミスです」「いくら何でもありえない」と反省しきりでした。脱走は日常生活の中でも起こりえることですから、今後は十分に気をつけていただきたいと思います。
■静岡県でのペット捜索調査は、スマイルエージェント静岡にお任せ!
ペットの脱走というのは、本当に予想外の事態が重なったことで発生する場合があります。二重三重の防御策があっても、二重三重のミスがあれば無効化されてしまうのです。
気づいた時にはパニックになるかもしれませんが、無事に発見するためには1分でも早く捜索を開始しなければなりません。お困りの際は、スマイルエージェント静岡までお気軽にご相談ください。