【静岡市の探偵の社員素行調査】進出予定地の静岡で同業他社を設立していた元役員

皆様、こんばんは。

 

静岡県の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント静岡」の調査員Sです。

 

いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。

 

今回は、名古屋市にある会社の元役員が、静岡市で新会社を設立したという情報を受け、経営者が調査を依頼した事例をご紹介いたします。

※ご依頼者様には、氏名などを公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。

 

■名古屋の会社の元役員が、静岡市に同業他社を設立?

依頼者:愛知県名古屋市 60代 経営者 Mさん

 

Mさんからのご依頼の内容は、「静岡市に最近できた同業他社X社の経営に、元役員のAが関与していないかどうか調べてほしい」というものでした。元関係者が同業他社を設立するというのはよくある話ですが、Mさんの会社の活動範囲は愛知県より西側に限られているそうです。なぜ静岡にまで目を向ける必要があるのでしょうか?

 

実は静岡は、前々からMさんの会社が進出を考えていた地域でした。そこに元幹部が同業他社を設立したとなれば、完全に先手を打たれた形であり、見込み顧客の多くを持っていかれるおそれがあります。法的手段が取れるかどうかは微妙ですが、何もせずに見ているわけにはいきません。そこでひとまず、実態を把握することになったというわけです。

 

■登記簿に対象者の名前はなく、探偵に調査を依頼

MさんはX社の存在を、静岡県でも活動する取引先からの情報で偶然知ったそうです。会社の名前や住所はわかったので、MさんはまずX社の登記簿謄本を確認してみました。登記簿謄本には、代表取締役の氏名と住所が記載されているからです。

 

「もしAが代表取締役なら一発だったんですが、残念ながら別人でした。そう都合よくは行かないということですね」

 

しかし、これだけではAX社の経営に関与していないという証拠にはなりません。代表取締役以外の重要なポストにいるのかもしれませんし、株主として関わっているかもしれないからです。

 

いずれにしても、AX社の経営に関わっている限り、Mさんの会社にとっては厄介な相手となるでしょう。そこでMさんは、探偵にX社の調査を依頼しました。

 

■対象者は競合他社を設立し、専務取締役を務めていた!

Mさんからのご依頼を受けた我々は、X社の付近で張り込み調査を行いました。ほどなくして、AX社に出入りする様子の撮影に成功。どうやら、AX社に関わっているのは間違いないようです。調査中、従業員から「専務」と呼ばれていたため、役職は専務取締役と思われます。

 

また、代表取締役社長と見られる人物と出歩く場面もあったのですが、2人は非常に仲がよく、まさに盟友といった様子でした。おそらくはこの2人が協力して新会社を設立し、Aは社長をサポートする立場に回ったのでしょう。

 

ひとまずAX社に関与している証拠は取れましたが、問題はこれから先です。Mさんは「静岡に進出する方針を変えるつもりはない」とのこと。今後は、静岡でどのように動くか、そしてX社に対してどう向き合っていくか、十分に検討するそうです。

 

■社員素行調査は、スマイルエージェント静岡にお任せ!

元関係者が同業他社を設立したとしても、それが自社の活動圏外なのであれば、特に問題ないかもしれません。しかし、もともと自社がその地域への進出を計画していた場合は、競業避止義務に抵触する可能性があります。「去年退職したあの人が◯◯県で……」という情報を入手したら、まずは実態を確認することが重要です。お悩みの際は、スマイルエージェント静岡までお気軽にご相談ください。