【静岡市の探偵の社員素行調査】どちらを切るか……整理解雇に向けた社員の調査

皆様、おはようございます。

静岡県の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント静岡」の調査員Sです。

 

いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。

 

今回は、会社の経営状況が思わしくないことから、成績が悪い営業部員2人を整理解雇の候補とし、素行調査を実施した事例をご紹介いたします。

※ご依頼者様には、氏名などを公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。

 

■会社の経営状況悪化により、整理解雇をすることに

依頼者:静岡県静岡市 50代 経営者 Uさん

 

新型コロナウイルスの感染拡大以降、多くの会社の経営が悪化し、倒産や規模縮小・人員削減などに追い込まれています。Uさんの会社も、なかなか厳しい状況に置かれていました。事業が継続できないというレベルではないのですが、これまで通りというわけにはいかず、諸々の経費を削らざるをえなくなったのです。

 

従業員の首は切らないという方向で何とか進めてきましたが、それも限界。上層部のメンバーと相談したものの、誰かに辞めてもらうしかないだろうという話になりました。そして、成績や勤務態度などをもとに整理解雇の候補者を選んだ結果、営業部員AB2名がピックアップされたのです。

 

2人の営業部員のどちらを切る? 探偵の調査で結論を出すことに

AとBは両名とも、コロナ禍以前から営業の成績が芳しくなく、たびたび上長から指導を受けていた人物でした。若い頃はそれでもよかったのですが、30代に入っても成長する様子がなく、後輩に追い抜かれているような状態。率直に言ってしまうと会社のお荷物で、これまで雇用され続けてきたのは、大きな就業規則違反などがないからに過ぎないそうです。

 

話し合いの結果、この2人のうちのどちらかに辞めてもらうことになりました。しかし、2人とも成績・年齢・勤続年数などは同程度で、「こっちを切ろう!」という決定打がありません。

 

そこでUさんは、探偵に両名の素行調査を依頼することにしました。もしどちらかの勤務態度に明らかな問題があれば、それを理由に退職を促せると考えたのです。日本の法律上、従業員の解雇は難易度が高いため、成績の悪さよりも強力な根拠がほしいという事情もあります。ご依頼を受けた我々は、営業活動中の両名の尾行調査を開始しました。

 

■調査の結果、仕事をサボっていた営業部員を切ることに決定!

約半月にわたる調査の結果、営業部員Aは真面目に営業活動を行っていることがわかりました。成績は悪くても、ひとまず最低限の働きはしているようです。時間が空いた時でもノートパソコンで作業をするなどしており、寄り道はあまりしていません。

 

一方、Bは非常に悪い結果が出てしまいました。Bは予定されていた得意先を半分ほどしか回っておらず、他の時間はネットカフェや公園、さらにはパチンコ屋などで過ごしていたのです。調査結果を社内で分析してもらったところ、どうやらBは大口の得意先のみをしっかりと回り、ごまかしの利きそうな得意先の訪問をサボっているらしいことがわかりました。

 

この結果を受け、 整理解雇の対象はBに決定。証拠を突きつけたところ、Bは自ら退職届を提出してきたため、温情をかけて自主退職という扱いにしたそうです。Uさんは「みんなが苦労している時にこれは論外です。でも、こんなことならもっと早く調査してクビにすればよかった」と苦笑いしておられました。

 

■静岡市の社員素行調査は、スマイルエージェント静岡へ!

会社の経営が苦しい時は、リストラに踏み切らなければならないこともしばしばあります。ただ、労働者は法律によって守られているため、解雇するにしても相応の理由が必要です。調査によって勤務態度に問題があることがわかれば、人員整理を進めやすくなるでしょう。従業員が真面目に仕事をしているかどうかを知りたい時は、ぜひスマイルエージェント静岡にご相談ください。