皆様、こんばんは。
静岡県の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント静岡」の調査員Sです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、遺言で遺産相続の取り分を減らされてしまった姉が弟を逆恨みし、嫌がらせをするようになった事例をご紹介します。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■遺言で遺産の取り分を減らされてしまった姉
依頼者:静岡県静岡市 40代 会社員 Tさん
Tさんのお父さんは、2ヶ月ほど前に他界しました。まだ60代と若かったのですが、重い病気であることが発覚し余命を告げられていたのだそうです。Tさんはお母さんも数年前に亡くしているため、40代にして両親を失ってしまったことになります。
これだけでも心に大きなダメージを受けていたTさんでしたが、さらにもう1つ頭の痛い問題が起きていました。Tさんには姉が1人いるので、通常はお父さんの遺産を1/2ずつ分け合うことになります。ところが、お父さんは遺産相続に関する遺言を残しており、姉の取り分を遺留分(法律で定められた最低限の取り分)である1/4に指定していました。
要するに、姉は遺産の取り分を減らされてしまったのです。これに姉が腹を立て、トラブルになっていたのでした。
■遺産相続後、嫌がらせが続発! 逆恨みした姉の仕業か
Tさんによると、姉は昔から素行が悪く、ご両親とのケンカが絶えなかったのだそうです。成人して家を出てからはほとんど実家に寄り付かず、死期の迫ったお母さんやお父さんが入院している時でさえ、ろくに見舞いに来なかったとか……。そういった事情もあり、お父さんは姉の遺産の取り分を減らしてしまったのでしょう。
親族の説得もあり、一応遺産相続の手続きは済ませたのですが、それ以降Tさんの周辺で異変が起き始めます。夜中に何度も非通知の電話がかかってきたり、家の敷地内に生ゴミを投棄されたり、玄関前に汚物をぶちまけられたりといった嫌がらせが始まったのです。
状況から考えて、Tさんを逆恨みした姉の仕業であることは、ほぼ間違いありません。身の危険を感じたTさんは、これ以上エスカレートする前に姉を止めるべく、探偵の調査によって嫌がらせの証拠を押さえようと決意しました。
■調査によって証拠を押さえ、姉が嫌がらせの犯人だと特定!
嫌がらせのうち、非通知の電話への対応は困難ですが、他はすべて張り込みによる写真・動画の撮影が可能です。夜中、Tさんのご自宅周辺に我々が入り込んでいると、予想通り顔を隠した不審な人物が現れました。その人物は、ゴミと思しきものをTさん宅の庭に投棄し、速やかに退散。我々は犯行の様子を撮影するとともに、犯人を尾行しました。
すると犯人は、少し離れた場所に駐車していた車に乗り込んで移動。向かった先は姉の住むマンションで、車から降りてマスクと帽子を外す様子を撮影したところ、その顔は間違いなくTさんの姉でした。車のナンバーも姉の車のものだったため、もはや姉が犯人であることは否定しようがありません。
これらの証拠をTさんが姉に突きつけた結果、姉は急に態度を変えて嫌がらせの事実を認め、謝罪するから警察には通報しないでほしいと懇願してきたそうです。都合のいい話ですが、そこは血を分けた姉弟。今までの被害の清掃・修繕費用を出すことを条件に、Tさんは一度だけ姉を見逃すことにしました。これで姉が心を入れ替えてくれるといいのですが……。
■静岡県静岡市での嫌がらせ調査は、スマイルエージェント静岡にお任せ!
遺産相続をめぐる骨肉の争いは見るに耐えないものですが、しばしば発生してしまうのが現実です。何らかの事情で遺産の取り分を減らされた側が、納得いかず暴走してしまうこともあるでしょう。相続をきっかけに嫌がらせが始まったら、できる限り早く解決しなければなりません。お悩みの際は、スマイルエージェント静岡までご相談ください。