皆様、こんばんは。
静岡県の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント静岡」の調査員Sです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、妻が自ら不倫を明かしてきた上、何を勘違いしているのか慰謝料まで請求してきた事例をご紹介いたします。
※ご依頼者様には、氏名などの個人が特定される情報を公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■妻が自ら不倫を明かし、離婚したいと言ってきたが……
依頼者:静岡県藤枝市 20代 公務員 Mさん
Mさんは最近、奥さんの周囲に男性の影を感じ取っていました。奥さんも最初は隠そうとしていたようですが、徐々に開き直ったのか行動が露骨になってきています。さてどうするか……とMさんが思案していたところ、ある日奥さんが言いました。
「私さあ、今他に付き合ってる人いるんだよね。そのうち彼と結婚する予定だから別れてほしいんだけど」
この時Mさんは「おっ、結構思い切ったことをやってきたな」と、少し感心したといいます。曖昧な状態を続けるよりは、よほど健全だと思ったのです。ところが、受け答えを続けるうちに、奥さんの口から予想外の言葉が出てきました。
「あ、もちろん慰謝料は払ってもらうからね。ぶっちゃけいくら払えるの?」
これにはMさんも、目が点にならざるをえませんでした。
■慰謝料は不倫をした側が支払うに決まってるだろ!
ちょっと待て、とMさんは奥さんを制し「何で俺が慰謝料を支払うことになるんだ」と聞きました。すると奥さんは、「だって慰謝料は旦那が嫁に支払うもんでしょ」と……。
Mさんは頭を抱えながら「そうじゃない」と攻守交代。慰謝料は有責配偶者(離婚の原因を作った側)が支払うものであること、今回の場合は奥さんに支払い義務があること、そもそも有責配偶者からの離婚請求自体が通常認められないことなどを説明しました。Mさんは法律の専門家でこそありませんが、こういった知識が豊富な方だったのです。
最初は人を食ったような態度だった奥さんも、説明を聞くうちに顔色がみるみる変化。やがて「思っていたのと違った」「今の話はなかったことに」と逃げようとしたため、Mさんは「アホか!」と一喝しました。そして次の日の朝、奥さんは姿を消していたそうです。Mさんはすぐさま不倫調査を依頼し、奥さんの居場所と不倫の実態を確かめることにしました。
■原因は無知と誤解。結局「望み通り」離婚へ
奥さんはMさんからの連絡も無視していましたが、勤務先からの尾行で居場所はすぐに判明。とあるアパートで男性と一緒に生活していました。Mさんが気配を感じ、奥さんが自ら明かした通り、不倫をしていたわけです。
Mさんから「証拠は押さえた。改めて話し合おう」と連絡を受けた奥さんは、ついに観念して家に戻ってきました。奥さんの説明によると、先日あのような行動に出たのは、不倫相手にそそのかされたせいだとのこと。どうやら不倫相手も、離婚や慰謝料の仕組みについて相当な思い違いをしており、奥さんはそれを真に受けてしまったようです。
「不倫相手も不倫相手ですけど、妻も妻ですよ。ちょっと考えればおかしな話だってわかるでしょうに。まさかここまで馬鹿だとは……。あれと結婚した私も馬鹿なんでしょうか」
奥さんは「反省している。不倫相手とは別れるのでやり直したい」と謝ってきたそうですが、Mさんは「何を今さらって感じですよね」と白け切ったご様子。完全に愛想が尽きてしまったので、奥さんの「望み通り」離婚すると仰っていました。もちろん、慰謝料は請求するそうです。
■藤枝市の不倫・浮気調査は、スマイルエージェント静岡にお任せ!
慰謝料は離婚の原因を作った方が支払う。これは当たり前の話のはずですが、テレビなどの影響によるものか、「夫が妻に支払う」と勘違いしている人は珍しくありません。今回の事例は、その誤解が招いた悲喜劇だったといえるでしょう。
もちろん、今回のような経緯で配偶者自ら不倫を明かしたとしても、それだけでは客観的な不倫の証明にはなりません。離婚協議を有利に進めるためには、より確実な証拠を押さえるべきです。トラブルが起きたら、スマイルエージェント静岡までお気軽にご相談ください。