皆様、おはようございます。
静岡県の探偵事務所「総合探偵社スマイルエージェント静岡」の調査員Sです。
いつも当探偵ブログをお読みいただきありがとうございます。
台風14号が静岡県に明日接近するようですので、皆様くれぐれもお気をつけてお過ごしください。また、静岡県の緊急事態宣言も今月末までに延長され飲食店をはじめ、様々な業種で厳しい状況が続いておりますが、お身体だけはどうかご自愛ください。
さて、本日は、退職した社員がすぐに競合他社に就職したという情報をつかみ、真相確認のために会社が調査を行った事例をご紹介いたします。
※ご依頼者様には、氏名などを公表しないことを条件として、記事にすることをご了承いただいております。
■営業部の係長が、突然退職を希望
依頼者:静岡県静岡市 50代 会社役員 Iさん
Iさんが勤める企業では、少し前から困ったことが起きていました。勤続15年になる営業部の係長Aが突然「一身上の都合で近いうちに退職したい」と言ってきたのです。従業員数50人に満たないIさんの会社にとって、実動部隊のリーダーであるAは重要な人材であり、抜けられると大きなダメージになるのは明白でした。
退職する理由は「自分のやりたいことと現状にギャップを感じるようになった」からだといいます。営業担当の役員であるIさんをはじめ、複数の上長や同僚が説得に当たりましたが、Aは考えを変えません。やむをえず後任の人事を決め、これまでの働きを労って送り出したのですが……。
■退職した元係長が地元の競合他社に転職?
Iさんのもとにとんでもない情報がもたらされたのは、Aの退職から1ヶ月程経った頃でした。何と、Aが同じ静岡市内にある競合他社で働いているらしいのです。Aは会社の重要な情報にタッチできる立場でしたから、それを漏洩されれば大変なことになります。
不自然だったのは、退職から1ヶ月以内という短期間で転職していることです。Aは退職の日までしっかりと勤め上げており、転職活動をしていた様子はありません。そのためIさんは、Aが競合他社に引き抜かれた可能性を疑わざるをえませんでした。
そこで、真相をはっきりさせるべくAの調査を行うことにしたのです。しばらくAの素行調査を行えば、本当に競合他社に転職したのか、そして競合他社でどのような立場にいるのかを明らかにできるでしょう。
■元係長は契約を破って、競合他社に転職していた!
結論から言うと、Aはやはり競合他社に転職していました。ただ、あまり会社の外に出ている様子はないことから、外回りの営業担当ではないのかもしれません。そんなことをすれば簡単に転職が発覚してしまいますから、当然と言えば当然です。もしくは、ほとぼりが冷めるまで他の部署の仕事を手伝っている可能性もあるでしょう。
AはIさんの会社との間で「向こう1年間は地元の競合他社に転職しない」という旨の「競業避止契約」を交わしているため、彼の行動は明らかな契約違反です。Iさんは「ひどい裏切りです。弁護士にも相談し、会社として適切に対応します」と憤っておられました。転職の経緯などにもよりますが、最低でも損害賠償請求を行うことになるのではないでしょうか。
■静岡市の社員素行調査は、スマイルエージェント静岡へ!
重要な地位にある従業員が競合他社に転職すれば、機密情報やノウハウなどの漏洩によって、企業は大きなダメージを負う可能性があります。それを防ぐための契約を結んでいるにも関わらず、元従業員が他社に関与したのであれば、毅然とした対応を取らなければなりません。証拠集めのために調査をしたい時は、ぜひスマイルエージェント静岡にご相談ください。