【佐賀・マンション上階罵倒事件】近隣住民からの嫌がらせはしっかり記録し、早めの対応を!

ご近所トラブルが悪化するなどした結果、近隣住民から嫌がらせをされるという事件はしばしば発生しています。中には、ほとんど面識のない相手から原因不明の嫌がらせを受けるケースもあり、被害者にとっては恐怖でしかありません。このような嫌がらせは内容を記録し、早めに対応することが大切です。今回は、佐賀県のマンションで発生した事件を参考に、嫌がらせ対策の重要性について解説します。

 

【参考】

【魚拓】マンション上階の女性に「うるさい!」と罵倒2年 女性はストレス障害に 65歳男を逮捕 傷害容疑で鳥栖署 | 事件・事故 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞 (megalodon.jp)

【魚拓】マンション上階の女性に罵倒、ストレス障害を負わせた男逮捕 鳥栖署|【西日本新聞me】 (megalodon.jp)

 

2年もの間、マンション上階の居住者を罵倒し続けた男が逮捕

2022年825日、佐賀県鳥栖市のマンションに住む男が傷害容疑で逮捕されました。容疑の内容は、マンションの自室から上階に住む女性らを「うるさい」などと罵倒し続け、女性に1ヶ月間の通院治療が必要なストレス障害を負わせたというものです。

 

驚くべきことに、この嫌がらせは20207月~2022620日頃までの間、約2年間にもわたって続いていました。容疑者の罵倒は1日に45回、遅い時は午後11時にまで及んでいたとのことです。これでは体調を崩すのも当然でしょう。

 

容疑者は大声で叫んだことは認めているものの、「女性への嫌がらせではない」と容疑を一部否認しています。もっとも、嫌がらせの意思があろうとなかろうと、迷惑行為であることに違いはありません。

 

■嫌がらせの発端は不明。騒音トラブルか、それとも……

2年間も罵倒を続けた以上、容疑者は被害者に相当な恨みを抱いていたのではないか……と考えたくなりますが、今のところ事件の原因はわかっていません。報道によれば、被害者でさえ嫌がらせの発端がわからないとのこと。そもそも、被害者と容疑者は同じマンションに住んではいるものの、面識がある程度の関係でした。

 

あくまでも推測ですが、「被害者の住戸が容疑者宅の上階」「容疑者が『うるさい』などと罵倒していた」という状況を踏まえると、被害者の部屋から聞こえてくる音がうるさかったのかもしれません。実際、マンションで発生する居住者トラブルで最も多いのは騒音トラブルであり、その大部分は生活音を巡るものなのです。

 

もちろん、どのような理由があろうと嫌がらせ行為は許されません。また、本当によくわからない理由で嫌がらせを続けていた可能性も十分あります。「そんな下らないことで?」という展開が否定できないのが、嫌がらせトラブルの怖いところです。

 

■嫌がらせ問題を解決するには、被害の記録による証拠確保を!

今回の事件では、トラブルの内容以外にも気になる点が1つあります。それは、「なぜ解決まで2年間もかかってしまったのか?」ということです。

 

被害者にしても容疑者にしても、発生している問題をマンションのオーナーや管理会社に相談することはできたはず。特に被害者は、やりようによってはもっと早く警察を動かせたのでは……と、残念に感じられてなりません。以前ご紹介した、兵庫県の石投げ入れ事件(https://smile-agent-shizuoka.com/news/1400)も似たような状況でしたが……

 

詳細はわかりませんが、事件の解決を長引かせた原因があるとすれば、やはり「証拠がなかったこと」でしょう。騒音問題を解決するためには、「何デシベルの音が出ているのか」「いつ・何回・どのくらいの期間にわたっているのか」といった、具体的な証拠を集めることが非常に重要です。それさえあれば、警察も高確率で動いてくれます。

 

もし自力での証拠確保が難しいのであれば、探偵に相談するのがおすすめです。探偵の調査によって、被害状況や犯行の様子を詳細に記録すれば、裁判でも通用する強力な証拠になります。泣き寝入りせず、積極的に立ち向かいましょう!

 

■嫌がらせ調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

どんなに小さな嫌がらせでも、長期間にわたって繰り返されれば、心身の大きな負担となります。11つは小さな被害だけに、「自分が我慢すればいい」「警察を頼るような話ではない」と思ってしまいがちですが、それではいつまでも解決できません。早めに証拠を集めることが最も重要ですから、嫌がらせの被害にあっている時は、スマイルエージェント本部までお気軽にご相談ください。