実は既婚者でありながら、そのことを隠して配偶者以外と肉体関係を持ち、なおかつ結婚の約束までする。これは「貞操権侵害」と呼ばれ、慰謝料請求の対象にもなる悪質な行為です。そんな関係がこじれた結果、妊婦が交際相手に殺害されるという非道極まりない事件が発生しました。今回はこの事件を参考に、交際相手の調査の重要性について解説します。
【参考】
・https://www.yomiuri.co.jp/national/20220707-OYT1T50098/
・https://megalodon.jp/2022-0811-1444-18/https://www.asahi.com:443/articles/ASQ795RZXQ79UTIL01W.html
・https://megalodon.jp/2022-0811-1457-28/https://bunshun.jp:443/articles/-/55736
・https://megalodon.jp/2022-0811-1447-30/https://friday.kodansha.co.jp:443/article/252771
■シングルマザーが交際相手の男に絞殺される
2022年7月7日、埼玉県草加市に住む会社員の男が殺人容疑で逮捕されました。容疑の内容は同年3月、東京都練馬区のマンションで交際相手の女性の首を絞めて殺害したというものです。当初は事件と自殺の両面で捜査されていましたが、現場の再現実験や関係者の証言などから殺人の疑いが強まり、容疑者の逮捕に至りました。容疑者が自殺を偽装したとみられています。
被害者の女性は娘と同居するシングルマザーで、死亡時は妊娠していました。司法解剖時のDNA鑑定の結果、お腹の子の父親は容疑者である可能性が高いとされています。容疑者は一度に2人の命を奪ったことになるわけです。加えて、被害者の遺体はまだ8歳の娘に発見されており、まさしく最悪の事態になってしまいました。
■容疑者は既婚者であることを隠していた! 悪質な貞操権侵害
概要だけでも許しがたい話ですが、今回の事件のポイントはもう1つあります。何と容疑者の男は、2014年に別の女性と結婚している既婚者だったのです。容疑者はその事実を隠して十数回も婚活パーティーに参加し、2017年に被害者と知り合い、翌年に交際をスタートしていました。
被害者が妊娠していた以上、2人が体の関係を持っていたのは確定的です。周囲の証言から、結婚の約束もしていたことが判明しています。被害者の娘は、何かあったら容疑者に連絡するよう言われており(実際に遺体発見時に連絡)、相当親密な関係になっていたこともわかります。これはいわゆる「貞操権侵害」です。容疑者は既婚者ですから、どうがんばっても2人が結婚できるはずがありません。
殺害の詳しい動機はまだわかっていませんが、妊娠や結婚を巡ってトラブルになったのはほぼ間違いないでしょう。容疑者のスマートフォンには、事件前に「婚約破棄 慰謝料」「中絶」といった言葉を検索した形跡があり、何とか関係を解消しようとしていた様子がうかがえます。加えて自殺を偽装していることから、計画的な犯行である可能性も高く、本当に最低な行為です。
■事件にはコロナ禍の影響も? 交際相手の素性は要チェック
事件の概要を聞いて、「何年も不倫をされているのに容疑者の妻は気づかなかったの?」と疑問に思う方もいるでしょう。この点については、一部メディアがコロナ禍との関係を指摘しています。実は最近の容疑者は、池袋のビジネスホテルでリモートワークをしていることが多かったため、不倫をしても家族に気づかれにくい環境ができていた可能性があるのです。
被害者ともホテルなどで会っていたのかもしれませんが、おそらく実家には近づけていなかったはず。被害者がそこに不信感を抱き、もう少し警戒していれば……と思わずにはいられません。シングルマザーは社会的に弱い立場であり、そこにつけこんでくる人物もいるのです。
悲劇を防ぐためには、やはり探偵の調査がおすすめです。交際相手の素行をチェックすれば、配偶者の有無や職業などは比較的簡単に判明します。体の関係を持ったり正式に婚約したりするのは、本当に信頼できる相手だと確かめてからでも遅くありません。自分自身の将来のためにも慎重に行動しましょう。
■不貞行為の証拠の入手は、スマイルエージェント静岡にお任せ!
今回の事件は、不倫トラブルとしても貞操権侵害としても最悪のケースのひとつです。同じような被害者を生み出さないためにも、交際や結婚にはもう少し慎重になる必要があります。決して幸せな空気に飲まれず、相手の素性や人間性を冷静に見極めることが大切です。「何かおかしいな」と思ったら、すぐにスマイルエージェント静岡までご相談ください。