セックスレスから不倫・浮気に至ることも? 日本人の性生活の実態

不倫・浮気トラブルについて語る場合、無視はできないのが性生活の問題です。不倫・浮気というのは結局のところ不貞行為(パートナー以外との肉体関係)であり、性生活への満足度とも関連性があると考えられます。

 

実際のところ、日本人は性生活に満足しているのでしょうか? 今回も、相模ゴム工業の調査「ニッポンのセックス2018年版」を参考に、日本人の性生活の実態について解説します。

・【ニッポンのセックス2018年版】

 

■男性の6割、女性の4割が性生活に不満を抱えている

「ニッポンのセックス」では、「あなたは現在の性生活に満足していますか?」という質問をしています。選択肢は「とても満足している」「まあ満足している」「あまり満足していない」「まったく満足していない」の4つです。これらのうち、前2つの合計を「満足している」、後ろ2つの合計を「満足していない」とした場合、男女別の結果は以下のようになります。

【男性】

満足している…41.7

満足していない…58.3

【女性】

満足している…61.4

満足していない…38.6

 

男性は概ね4割が満足・6割が不満なのに対し、女性は6割が満足・4割が不満という逆の結果になりました。全体的に見ると、男性の方が性生活に不満を抱えているようです。「まったく満足していない」の割合も、男性の方が高くなっています。とはいえ、どちらも極端な偏りがあるわけではなく、女性の「4割が不満」というのも十分大きな数字です。

年代別に見ていくと、男性で最も満足度が高いのは20代で、約54%が満足。30代以降は「不満」の割合が高くなり、40代と50代でピークに達し、どちらも約2/3が性生活に不満を抱えています。

一方、女性も20代が最も満足度が高く、約2/3が満足。「不満」がピークに達するのは40代で、約44%が不満を抱えているという結果になりました。50代からは「不満」の割合が低下し、60代では20代と同程度になっています。男女で不満のピークにズレがあることを意識しておいた方がいいでしょう。

 

■もっとセックスがしたいと思っている人は大勢いる

次は、性生活への満足度に関するより詳しいデータです。「ニッポンのセックス」では、結婚・交際相手がいる人に対し「あなたはご自身のセックス頻度に関してどう思いますか?」という質問をしています。

選択肢は「多いと思う」「まあ多いと思う」「普通だと思う」「少ないと思う」「非常に少ないと思う」の5つです。「多い」と「まあ多い」の合計を「多い」、「少ない」と「非常に少ない」の合計を「少ない」として、全体と男女別の結果を見てみましょう。

【全体】

多い…6.8

普通…33.4

少ない…59.8

【男性】

多い…7.2

普通…31.0

少ない…61.7

【女性】

多い…6.4

普通…35.4

少ない…58.1

 

6割の人が「少ない」と考えており、「多い」と考えている人は1割にも満たないという結果になりました。他のアンケートに比べると、男女差が少ないのが特徴です。男女ともに、上の年代になるほど「少ない」と考える人が増えていきます。

また、このアンケートで「少ない」と回答した人には、「もっとセックスをしたいと思いますか?」という追加の質問が行われています。こちらは男女別の結果のみ公表されているので、確認しておきましょう。

【男性】

セックスしたいと思う…75.9

セックスしたいと思わない…24.1

【女性】

セックスしたいと思う…37.6

セックスしたいと思わない…62.4

 

今度は男女で大きく異なる結果が出ました。同じ「セックスの頻度が少ないと感じている人」でも、男性は約3/4が「セックスしたい」と思っているのに対し、女性は6割以上の人がセックスを求めていません。

また、男性はどの年代でも同じような結果ですが、女性は上の年代になるほどセックスを求めなくなっていきます。男性の方がセックスの少なさに不満を覚えやすく、年を取っても強い性欲を保ち続けると見るべきでしょう。

いずれにせよ、単純計算だと男性の約47%・女性の約22%が「パートナーとのセックスの頻度が少ないと感じ、なおかつもっとセックスがしたいと考えている」わけです。これは不倫・浮気の引き金になりかねないため、十分に注意しなければなりません。

 

■相手にその気がない、相手に飽きた……セックスが少ない理由

最後に、セックスの頻度が少ない理由をもっと掘り下げてみましょう。前項の質問で「もっとセックスをしたい」と回答した人には、さらに「なぜあなたの希望よりもセックスが少ないと思いますか?」という質問がされています。

回答の内容は「疲れている」「忙しくて時間がない」「子供や家族がいるから」などさまざまです。そのうち、特に不倫・浮気につながりそうな回答を見ていきましょう。

【男性】

相手がその気になってくれない…44.5

セックスをするきっかけがない…23.3

セックスはしたいが結婚(交際)相手に飽きている…18.9

【女性】

相手がその気になってくれない…33.9

セックスをするきっかけがない…23.3

セックスはしたいが結婚(交際)相手に飽きている…15.4

※複数回答可の質問と思われます。

 

やはり、相手がその気になってくれず悩んでいる人が多いようです(回答全体でも最多)。また、きっかけがなくてセックスができないという人もかなりいます。気軽に「しよう」と声をかけられる関係ではないということでしょうか? いずれも典型的なセックスレスであり、不倫・浮気に発展しても不思議ではありません。

そして、「相手に飽きている」というのは、まさに不倫・浮気の一歩手前の状態です。「そういえば最近、パートナーとはすっかりご無沙汰になっているな……」と思ったら、パートナーが強い不満を溜め込んでいる可能性を考えなければなりません。もしかすると、すでに「別の相手」を探し始めているかもしれないのですから。

 

■不倫・浮気調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!

今回ご紹介したデータからは、多くの日本人が性生活に不満を覚え、もっとセックスがしたいと考えていることが読み取れます。セックスレスが原因で、不倫・浮気に走ってしまう人も多いのでしょう。しかし、たとえ性生活に不満があるのだとしても、不貞行為は許されません。パートナーに怪しい様子が見られたら、すぐにスマイルエージェント本部までご相談ください。