皆さんは、パートナーの不倫・浮気を疑ったことはありますか? 「まさかあの人に限って……」と思いつつも、密かに不安を抱えている方は少なくないと思われます。実際のところ、日本人はどのくらいの割合で不倫・浮気をしているものなのでしょうか。今回は大規模な調査データを参考に、日本人の「浮気率」について解説します。
■相模ゴム工業の大規模調査「ニッポンのセックス」とは?
最初に、参考とする調査データについて少しご紹介しておきましょう。今回参考にさせていただくのは、相模ゴム工業株式会社が実施した性に関する調査「ニッポンのセックス」です。相模ゴム工業はコンドームの大手メーカーで、売上の規模は業界第3位を誇ります。
「ニッポンのセックス」では、47都道府県に住む20代~60代の男女1万4100名(セックスの経験者のみ)を対象に、インターネット上で調査を実施。セックスの経験人数や平均回数、さらには恋愛対象やセックスの満足度など、実に踏み込んだ内容までアンケートを取っています。大手コンドームメーカーだからこそできた調査といえるでしょう。
今のところ、日本人の性生活に関する調査において、これほど大規模かつ信頼性の高いものは他にありません。セックスや不倫・浮気について語るなら、必ず目を通しておきたいところです。なお、調査は2013年と2018年に行われていますが、今回はより新しいデータである2018年版を参考にさせていただきます。
■日本人の5人に1人は浮気をしている!
「ニッポンのセックス」では、対象者にいろいろな質問を行っています。最初に注目しておきたいのは、「結婚相手/交際相手以外にセックスをする相手はいますか?」という質問です。これはまさに「不倫・浮気をしているか?」という質問であり、結果がそのまま日本人の「浮気率」になります。全体の調査結果は以下の通りです。
いない…79.5%
特定の相手が1名いる…15.1%
複数の相手がいる…2.5%
特定ではないがいる…2.9%
ご覧の通り、「いない」と回答した人は約80%でした。その他の合計、つまり不倫・浮気をしている人の割合は、何と約20%にも上ります。日本人の5人に1人が不倫・浮気をしている計算です。皆さんのパートナーや周囲の人が不倫・浮気をしていても、まったく不思議ではないことがわかります。
さらに驚くべきは、「複数の相手がいる」と回答した人が2.5%もいること。100人中2人~3人くらいは、不倫・浮気相手が複数いるわけです。「特定ではないがいる」というのは、おそらく風俗店を利用しているか、ナンパや出会い系アプリなどで毎回違う相手を探しているということでしょう。
■男性の方が浮気率は高いが、女性も無視できない
前述の質問の調査結果は、男女別のデータも公表されています。男女それぞれの全年代平均データを比較してみましょう。
【男性】
いない…73.5%
特定の相手が1名いる…16.8%
複数の相手がいる…4.3%
特定ではないがいる…5.3%
【女性】
いない…84.8%
特定の相手が1名いる…13.6%
複数の相手がいる…0.9%
特定ではないがいる…0.7%
浮気率は男性が26.5%、女性が15.2%となりました。数値は男性の方が明らかに高く、約4人に1人が不倫・浮気をしている計算です。とはいえ、女性も6人~7人に1人は不倫・浮気をしているわけですから、割合としては決して低くはありません。「不倫・浮気は男性がするもの」というイメージは捨てた方がいいでしょう。
一方、男性は女性に比べて「複数の相手がいる」「特定ではないがいる」の割合が高いことも読み取れます。男性の方が、より多くの相手と関係を持ちたいという欲求が強いのでしょうか? 前述したように、風俗店や出会い系アプリなどの影響もありそうです。
■最も不倫・浮気をするのは30代。しかし60代でも多くの人が……
最後は年代別の結果です。これは男女合わせたデータは公表されておらず、男女別に年代ごとのデータが出されています。それぞれ浮気率が高い年代から順に並べてみましょう。
【男性】
1位…30代(30.9%)
2位…40代(30.1%)
3位…20代(29.5%)
4位…50代(24.5%)
5位…60代(19.8%)
【女性】
1位…30代(17.9%)
2位…40代(17.1%)
3位…20代(16.5%)
4位…50代(14.3%)
5位…60代(10.5%)
大方の予想通りかもしれませんが、男女ともにまったく同じ結果になりました。やはり、若い年代の方が不倫・浮気に走りやすいようです。性機能の問題があるので、当然といえば当然でしょう。30代が最も多いのは、子供が成長して収入も増えてくる時期だからでしょうか? それにしても、20代~40代の男性は約30%の人が不倫・浮気をしているとは……。
また、男性の30代~40代は、「複数の相手がいる」「特定ではないがいる」と回答した人が10%を超えています。風俗や出会い系などをよく利用するのが、この年代だということなのかもしれません。「特定の相手が1名いる」に限ると、男性は20代が1位です。
そして、60代にもご注目ください。60代は浮気率としては最下位ですが、それでも男性で20%、女性でも10%の人が不倫・浮気をしています。何歳になってもお盛んで、不倫・浮気をしてしまう人はいるということです。たとえ高齢者であろうと、それらしい兆候が見られたら不倫・浮気を疑うべきだといえるでしょう。
■不倫・浮気調査は、スマイルエージェント本部にお任せ!
「ニッポンのセックス」から読み取れるのは、どんな人でも不倫・浮気をする可能性があるということです。性別や年代によって傾向の違いはあるものの、「絶対に不倫・浮気をしない属性」というものは存在しません。
全体では5人に1人、60代の女性でさえ10人に1人。これが日本の浮気率の実情です。不倫・浮気は決して他人ごとではありませんから、パートナーに怪しい動きが見られた時は、すぐにスマイルエージェント本部にご相談ください。